VJをやりたかった。でもノートPCを持ち歩きたくなかった。スマホにはGPU、マイク、画面、HDMI出力がある。VJに必要なものは全部揃ってる。
だからVJamを作った。1,200+プリセット。ビート同期。ブラウザで動く。ケーブル1本でプロジェクターに繋がる。
ただし注意点がある。全てのスマホがHDMI出力できるわけではない。
📱 どのスマホが使えるか
スマホからプロジェクターに映像を出すには、HDMI有線接続が必要。これにはDisplayPort Alt Modeというハードウェア機能が要る。対応していないスマホが多い。
iPhone: 全機種HDMI出力対応。iPhone 15以降はUSB-C to HDMIアダプタ。iPhone 8〜14はApple Lightning Digital AVアダプタ(7,000円前後)。最も確実。
Android: ここが問題。大半のAndroidスマホはHDMI出力に対応していない。DisplayPort Alt Modeを搭載したフラグシップ機が必要。
| 機種 | HDMI出力 | 備考 |
|---|---|---|
| iPhone(全機種) | 対応 | USB-CまたはLightningアダプタ |
| Samsung Galaxy S20〜S25 | 対応 | Samsung DeX経由 |
| Samsung Galaxy Note 20 | 対応 | DeX経由 |
| Samsung Galaxy Z Fold 3以降 | 対応 | DeX経由 |
| Google Pixel 7/8/9 Pro | 対応 | Proモデルのみ |
| OnePlus 12, 13, Open | 対応 | フラグシップのみ |
| Sony Xperia 1 V/VI | 対応 | |
| ASUS ROG Phone 7〜9 | 対応 | |
| Samsung Galaxy Aシリーズ | 非対応 | |
| Google Pixel(通常版) | 非対応 | Pixel 7, 8, aシリーズ |
| Motorola | 非対応 | ほとんどの機種 |
| Nothing Phone | 非対応 |
HDMI非対応のスマホでもVJamは動く。プロジェクターにケーブルで出力できないだけ。代替手段: スマホ画面をそのまま使う(小さい部屋向き)、Chromecastでワイヤレスキャスト(遅延50〜200ms — VJとしては微妙)、またはノートPCのブラウザでVJamを開く。
📦 必要なもの
- HDMI出力対応のスマホ 上の表を参照。iPhoneが最も確実。Androidの場合はSamsung Galaxy SシリーズかGoogle Pixel Pro。
- HDMIアダプタ(1,500〜7,000円) iPhone 15以降: USB-C to HDMIアダプタ(1,500〜3,000円)。iPhone 8〜14: Apple Lightning Digital AVアダプタ(約7,000円)。Android: USB-C to HDMIアダプタ(1,500〜3,000円)。パススルー充電対応のものを選ぶ。
- プロジェクターまたはモニター HDMI入力があれば何でもいい。中古プロジェクターは1万円前後。テレビでも代用可。
- HDMIケーブル 3〜5メートル。カバンに1本入れておく。
⚡ セットアップ
5分。たぶんそれ以下。
- vjam.vercel.appをブラウザで開く。AndroidならChrome、iPhoneならSafari。
- 画面をタップして開始。マイクの許可を求められたら許可する。VJamはマイクでビートを検出する。録音も送信もしない。
- HDMIを繋ぐ。アダプタをスマホに、ケーブルをプロジェクターに。画面は自動で1080pミラーリングされる。
- ミニバーの[Full]をタップしてフルスクリーンにする。ミニバー中央の▾トグルをタップするとUIが消えて映像だけになる。
- 音楽を流す。マイクが拾う。1,200+プリセットがビートに反応する。
🎛️ 操作方法
VJamはタッチジェスチャーと画面下部のミニバーで操作する。
タッチジェスチャー:
| タップ | ランダムにプリセット切替 |
| 右スワイプ | MilkDropプリセット切替 |
| 左スワイプ | Kill — 全エフェクトをリセット |
| 上スワイプ | ブレンドモード切替(lighten, difference, exclusion...) |
| 下スワイプ | フィルター切替(saturate, hue-rotate, contrast...) |
| ピンチ | プリセットブラウザの開閉 |
| 長押し | 保存済みシーンを順に切替 |
ミニバーのボタン:
| [Auto] | ビートに合わせてプリセット自動切替。fast(4拍)/ mid(16拍)/ slow(32拍)。 |
| [Kill] | 左スワイプと同じ。全リセット。 |
| [Lock] | 現在のブレンド/フィルター/プリセットをロック。もう一度タップで解除。 |
| [Blnd] | ブレンドモードを直接選択。 |
| [Filt] | フィルターを直接選択。 |
| [Rec] | 動画録画(MP4)。 |
| [Menu] | ナビゲーション。プリセット検索、お気に入り、シーン、メディア、テキスト、オーディオ。 |
| [?] | 設定&ヘルプ。感度、トランジション、BPM、No Micモード。 |
🎤 ライブのコツ
- Autoモードがセーフティネット。[Auto]をタップすると、スマホを触っていなくてもビートに合わせてプリセットが切り替わり続ける。再タップでfast/mid/slowを切替。
- 最初から24シーンが入っている。VJamにはデフォルトで24シーン(プリセット+ブレンド+フィルターの組み合わせ)が入っている。ゼロからのスタートじゃない。
- シーンをロックして、その上で遊ぶ。長押しでシーンを呼び出して[Lock]をタップ。シーンがロックされる。その状態でタップしてプリセットを重ねたり、上下スワイプでブレンドやフィルターを試せる。安定したベースの上で探索する感覚。
- Killしてもシーンは残る。ぐちゃぐちゃになったら左スワイプ(Kill)。全リセットされるが、ロックしたシーンは消えない。アンカーを失わずにやり直せる。
- 飽きたら長押しで次のシーンへ。ライブ中にシーンを切り替えていく。それぞれが違う出発点になる。
- 自分のシーンを作る。いい組み合わせが見つかったら新しいシーンとして保存。最大100パターン。ライブ前にシーンを仕込んでおくほど、本番で考えなくて済む。
- マイクをスピーカーに向ける。1〜2m離す。近すぎると低音でビート解析が歪む。
- 音楽がまだない?[?]をタップしてSettingsの「No Mic」をオンにする。合成オシレーター信号が生成されて、マイクなしでも映像が動く。プロジェクターのセットアップ確認用。
- 充電しながら使う。パススルー充電対応のアダプタを使う。WebGL描画で2〜3時間でバッテリーが切れる。
📊 比較
| VJam | Resolume | |
|---|---|---|
| 価格 | $27(約3,980円)買い切り | €299〜€799 |
| 動作環境 | ブラウザ(スマホ可) | Mac / Win |
| スマホ対応 | 対応 | 非対応 |
| インストール | 不要 | 必要 |
| プリセット | 1,200+ | 映像素材別売 |
| ビート検出 | 内蔵(マイク) | オーディオ入力 / MIDI |
| 向いてる現場 | バー、クラブ、パーティー | フェス、LED壁面 |
Resolumeはフェスの舞台用のプロソフト。VJamはそれ以外の全部用。詳しい比較はResolume代替: VJam vs Resolumeを参照。
❓ FAQ
本当にスマホでVJできる?
できる。自分でやっている。スマホ+HDMIアダプタ+プロジェクター。VJamを開いてタップ。以上。
HDMI非対応のスマホでも使える?
VJamはブラウザがあれば動く。プロジェクターにケーブルで出力できないだけ。スマホ画面を直接使うか、ワイヤレスキャストするか、ノートPCのブラウザで開く。
どのスマホが確実?
iPhone全機種。Samsung Galaxy S20以降。Google Pixel Proモデル。上の対応表を参照。
いくら?
30日間無料。その後$27(約3,980円)。買い切り。サブスクなし。
ライブ中にネットは必要?
初回のみ。PWAとしてインストールすればオフラインで動く。
1,200+プリセット。ビート同期。スマホで動く。$27 買い切り。
VJamを試す(無料)30日無料。クレカ不要。インストール不要。